BIOGRAPHY :
テレビ、映画、舞台で活躍する俳優、プロデューサー、監督。作曲家、サックス奏者、作家としても活動している。
両親は児童心理学者と教師。カンザスシティで生まれたドン・チードルは、アメリカ各地を転々としながら育ち、LAへ移り住む。その後、カリフォルニア・インスティテュート・オブ・ジ・アーツに進学し、在学中に受けたオーディションでTVシリーズ「フェーム 青春の旅立ち」('82)の役を勝ち取り、芸能界入り。
1985年、『ドライブアカデミー 全員免停』で映画デビュー。以降、テレビシリーズや映画に出演を重ね、1995年『青いドレスの女』でLA批評家協会助演男優賞などを受賞し、注目されるようになる。
1998年のTV映画『ラット・パック シナトラとJFK』では、サミー・デイビスJr.を好演、エミー賞候補に上がり、ゴールデングローブ賞を受賞。その後は徐々にハリウッド大作への出演が増え、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『トラフィック』('00)ではマイケル・ダグラスやベニチオ・デル・トロなど名優とも肩を並べるほどの印象的な演技を披露。2001年には、『ラッシュアワー2』、『オーシャンズ11』と大ヒット娯楽大作に立て続けに出演し、知名度を高めた。2002年には、日本でも人気のTVシリーズ『ER 緊急救命室』第9シーズンにゲスト出演し、わずか4エピソードのみの出演にもかかわらず、再びエミー賞候補に名を連ねている。
2004年にはルワンダ紛争を描いた『ホテル・ルワンダ』で主演、その演技が高く評価され、アカデミー主演男優賞に初ノミネート。そのほかゴールデングローブ賞をはじめとする数々の映画賞にもノミネートされた。
2005年の『クラッシュ』では製作も担当、2007年には『Tishomingo Blues(原題)』で監督デビューが決定するなど、活動の幅を広げている。
愛車はトヨタのプリウス。
『ホテル・ルワンダ』の出演がきっかけで、スーダン・ダルフール地方で起きた大量虐殺事件の認知を広める活動を行っている。
プライベートでは、ブリジット・コールターとの間に2人の娘がいて、ともに暮らしている。