BIOGRAPHY :
舞台経験が豊富な演技派。
父は建築家、母は英語教師。
ロンドンで生まれ育ち、ブリストル大学に進学、英文学を専攻。卒業後後、演劇学校を受験するが不合格に。事務とウェイトレスの仕事をし、2度目のチャレンジで英劇学校に合格、1年間の演劇コースで学んだ。1992年からはロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに所属し、舞台女優としてキャリアをスタートさせる。
1996年のラース・フォントリアー作品「奇跡の海」で主演を務め、映画デビュー。その演技は各国で高い評価を受けて数々の映画賞を受賞し、アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。1998年の「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」では、実在した天才チェリストを熱演し、再びアカデミー主演女優賞にノミネート。その後はハリウッドにも進出し、ハリウッド大作「レッド・ドラゴン」('02)では、レイフ・ファインズ扮する猟奇殺人犯に、そうとは知らずに好意を寄せる盲目の女性を演じ、作品の世界的なヒットとともに知名度を高めた。
プライベートでは、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで出会った俳優のジャック・ウォーターズと1995年に結婚。2005年秋にはに長女が誕生した。
●「奇跡の海」のベス役には当初ヘレナ・ボナム・カーターが配役されていたが、へレナがどたん場になって性的描写が過激であることを理由に降板したため、エミリー・ワトソンが役を得ることになった。
●「ブリジット・ジョーンズの日記」のブリジット役候補の1人だった。
●大ヒット作「アメリ」でオドレイ・トトゥが演じた主人公は、もともと監督のジャン・ピエール・ジュネがエミリー・ワトソンをイメージして作り上げたキャラクターだった。
●ケイト・ブランシェットの主演作「エリザベス」のエリザベス女王役の第1候補だった。