ディアボロス 悪魔の扉 THE DEVIL'S ADVOCATE 映画レビュー・作品紹介 *Cinema Note
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ディアボロス 悪魔の扉  THE DEVIL'S ADVOCATE

魂を売る。それだけでいいんだよ。
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アメリカ 1997年 144分
配給:日本ヘラルド

あらすじ

NYの法曹界を強大な力で操る悪魔が、若手の敏腕弁護士を狙うオカルト・サスペンス。
「黙秘」のテイラー・ハックフォードが監督を務めた。

ロリダの若手弁護士ケビンは、法廷で無敗記録を積み上げている有望株。ある裁判で、弁護を担当する被告人が本当は有罪だと気づいていながら逆転無罪を勝ち取ったケビンは、NYの法曹界の大物ミルトンが経営する法律事務所からヘッドハンティングを受ける。ミルトンから直々に目をかけられたケビンと妻メアリー・アンの生活は一気に豪華なものになるが、実はミルトンは悪魔という真の姿を隠し持っていた。
すべてを悪の力で操るミルトンによって、次第に蝕まれていくケビンとメアリー・アン。何も知らないケビンは、精神を病んでいくメアリー・アンを理解できずに野心のままに仕事を優先させる毎日。だがついに事件は起こり、ケビンがすべてを知るときがくる...。

スタッフ

監督: テイラー・ハックフォード
製作: アーノルド・コペルソン、アン・コペルソン、アーノン・ミルチャン
E.P.: テイラー・ハックフォード、マイケル・タッドロス、アーウィン・ストッフ、バリー・ベルナルディ、スティーヴ・ホワイト
原作: アンドリュー・ネイダ―マン「悪魔の弁護人」
脚本: ジョナサン・レムキン、トニー・ギルロイ
撮影: アンジェイ・バートコウィアク
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード
美術: ブルーノ・ルベオ
・・・ほか

キャスト

キアヌ・リーブス (ケビン・ローマックス)
アル・パチーノ (ジョン・ミルトン)
シャーリーズ・セロン (メアリー・アン)
ジェフリー・ジョーンズ (エディ)
・・・ほか

印象的なセリフ

受賞

アカデミー賞
ゴールデングローブ賞
英国アカデミー賞
放送映画批評家協会賞

レビュー

<ネタバレあり>
日本生まれ日本育ちにはなかなか理解できないのが、欧米の「悪魔」の怖さ。とんでもないパワーの持ち主が、わざわざちっぽけな人間になりすまして、人々の心を支配するところから始める...って、なんだか面倒くさいこと。やたら血筋だとか生まれだとか印にこだわるし、そしてなぜか悪魔様は肉欲旺盛。
わからん。オカルトは嫌いじゃないけど、悪魔だけはわからん。
そんな悪魔アレルギーにとってこの作品の観どころは、アル・パチーノの演技につきます。その表情、迫力。悪魔どうこうというより諸悪の根源そのものに思えてくるから見事。悪趣味なCGの多用はかえって邪魔。彼の熱演があってこそ、それなりの評価を得ている作品なんだろうなとも思う。
それにしても悪魔が支配するのが法曹界っていうのは、さすが「裁判大国アメリカ」って感じ。大統領でも官僚でもなく、弁護士が牛耳る世の中って確かに怖いかも。
なんにしても…とにかく長い、この映画!

関連リンク

>オフィシャルサイト http://www.wbmovies.com/devils/

原作

悪魔の弁護人 アンドリュー・ニーダーマン

DVD

サウンドトラック

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