ロード・オブ・ザ・リング THE LORD OF THE RINGS - THE FELLOWSHIP [映画レビュー・作品紹介] *Cinema Note
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ロード・オブ・ザ・リング  THE LORD OF THE RINGS - THE FELLOWSHIP

宇宙を変えた指輪のものがたり。

指輪を手にした者が世界を救う。
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  • 2001年
  • アメリカ
  • 173分
  • 製作:New Line Cinema
  • 配給:日本ヘラルド、松竹

受賞

    アカデミー賞
  • 撮影賞
  • 作曲賞
  • メイクアップ賞
  • 特殊視覚効果賞
    LA批評家協会賞
  • 作曲賞
    英国アカデミー賞
  • 作品賞
  • 監督賞
  • メイクアップ賞
  • 音響賞
  • 特殊視覚効果賞
  • 観客賞
    MTVムービーアワード
  • 作品賞
  • ブレイクスルー演技賞(オーランド・ブルーム)

原作

DVD

サウンドトラック

スタッフ

監督:ピーター・ジャクソン
製作:ピーター・ジャクソン、バリー・M・オズボーン、フラン・ウォルシュ、ティム・サンダース
E.P.:マーク・オーデスキー、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン
原作:J・R・R・トールキン
脚本:ピーター・ジャクソン、フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン
撮影:アンドリュー・レスニー
美術:グラント・メイジャー
音楽:ハワード・ショア
編集:ジョン・ギルバート
衣装:ナイラ・ディクソン
SFX/VFX:WETA FX
...ほか

キャスト

イライジャ・ウッド (フロド・バギンズ)
イアン・マッケラン (ガンダルフ)
ショーン・アスティン (サム)
イアン・ホルム (ビルボ・バギンズ)
リヴ・タイラー (アルウェン)
ケイト・ブランシェット (ガラドリエル)
ヴィゴ・モーテンセン (アラゴルン)
オーランド・ブルーム (レゴラス)
クリストファー・リー (サルマン)
ジョン・リズ・デイヴィス (ギムリ)
ビリー・ボイド (ピピン)
ドミニク・モナハン (メリー)
ヒューゴ・ウィービング (エルロンド)
ショーン・ビーン (ボロミア)
アンディ・サーキス (ゴラム)
...ほか

あらすじ

三大ファンタジーのひとつでもあり、現代ファンタジーの原点と称されるJ・R・R・トールキンの大ベストセラー、「指輪物語」を実写映画化した第1作。原作では「指輪物語 旅の仲間」にあたる物語を、SFXとVFXを駆使した壮大なスケールでつづる。
製作・監督・脚本を務めたのは、「さまよう魂たち」「乙女の祈り」のピーター・ジャクソン。
スタッフ、キャストともに実力派揃いの、大作に仕上がった。

遠い昔。闇の冥王サウロンは、世界を滅ぼす魔力を秘めたひとつの指輪を作り出した。やがて、強大な指輪の力によって、サウロンは「中つ国(ミドルアース)」を支配する。
その後、激しい戦いの末に、ある1人の人間の勇者がサウロンの指を切り落として悪に打ち勝った。しかし、サウロンに代わり指輪を手にした勇者イシルドゥアは指輪の魔力に負けてしまい、命を落としてしまう。主を失った指輪は2500年ものあいだ眠り続けた。ゴラムという生き物が指輪を拾うまで。魔力で長寿を得たゴラムは500年間にわたり指輪を大切に持っていたが、ある日ひとりのホビットが偶然その指輪を手にする。
そして、中つ国第3紀。ホビット族が暮らす村では、指輪の持ち主となったビルボ・バギンズが111歳の誕生日を迎えようとしていた。しかし、お祝いにやって来た旧友の魔法使いガンダルフに指輪の魔力を使ったことを見咎められ、養子である若いホビットのフロドに指輪を預けることにする。
それからしばらくして、指輪の秘密を探るために国を回りホビットの村に戻ったガンダルフは、フロドに預けられたのがサウロンの指輪であることを確信する。肉体は滅びても、サウロンの魂は指輪がある限り生き続け、再び世界を支配する機会を待ち続けていた。サウロンの魔力を世界から葬り去るには、「滅びの亀裂」と呼ばれるオロドルイン山の火口に指輪を投げ入れるしかない。
そうして、フロドは指輪を捨てるための旅に出る。それは、サウロンが率いる闇の力からホビット族を救い、世界に生きる様々な種族を救う、長く険しい戦いのはじまりだった・・・。

印象的なセリフ

「ロード・オブ・ザ・リング」3部作は、同じ監督・同じキャストで全編同時に撮影するという、映画史上初の試みで作られた。撮影期間は15ヶ月にも及び、総製作費は340億円にも上った。

ロケはピーター・ジャクソン監督の母国でもあるニュージーランドで行われた。

過去には、スタンリー・キューブリックやジョン・ブアマンも「指輪物語」の映画化を検討したことがあるが、物語のあまりの壮大さや費用の面で断念したと言われている。

戦闘シーンでは、オークの1体1体にAI(人工知能)をつけて、それぞれに違う動きを出させるという最新のCG技術が使われている。
一方、ホビットであるフロドたちとほかの人間や種族が一緒に映されるシーンでは、昔ながらの遠近法やスケールダブルといった技法を使って身長差を表現した。

日本語字幕は戸田奈津子が担当したが、作品公開時に多くの誤訳が指摘され、原作ファンや監督のピーター・ジャクソンが抗議するなどの騒ぎにもなった。(その後、発売されたDVDでは修正が施されている)

レビュー

<ネタバレあり>

原作は未読だけど、十分楽しめた。でもやっぱり読まないとね、原作も。そうすればもっと細かい設定も理解できて、おもしろいんだろうなと思う。
ファンタジーを実写映画として、これほどのエンターテイメント作品に仕上げた監督のピーター・ジャクソンはすごい。役者陣もそれぞれが役にぴったりハマっていて、物語にすんなり入り込めた。
イライジャ・ウッドのホビットはまさにハマリ役だけど、あの「マトリックス」のヒューゴ・ウィービングがエルフとは!でも全然、違和感がなかった。イアン・マッケランもすごい迫力。「X-MEN」もそうだけど、本当に魔法とか特殊能力が使えそう。ケイト・ブランシェットも存在感が圧倒的。
でも上映時間がちょっと長い。これでも削った結果なんだろうけれど、やっぱり映画を集中して観るのは120分が限界です。

関連リンク

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