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トゥー・ウィークス・ノーティス  TWO WEEKS NOTICE

好きだと気づいたのは、辞表(トゥー・ウィークス・ノーティス)を出した時でした…
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アメリカ 2003年 101分
配給:Warner Bros.

あらすじ

正義感の強い女性弁護士と優柔不断な御曹司が、仕事上の関係から恋愛に発展するまでを描いたロマンチック・ラブコメディ。

護士を務めるルーシーは、自分の利益よりも社会奉仕のために全力を尽くす正義感にあふれる熱血派。自分たちの町の大事なコミュニティセンターが土地開発によって次々と解体されていくことを阻止しようと奮闘しているが、なかなか努力は実らない。
行き詰まったルーシーは、ひょんなことから敵対視している不動産会社の社長のもとで顧問弁護士として働くはめになる。センターを救うという理想を捨てずに働くルーシーだが、なぜか社長である御曹司のジョージに気に入られて、優柔不断な彼のわがままに昼夜を問わず振り回される生活に。
ある日、ついに嫌気がさした彼女はジョージに「2週間で後任を探して辞める」と宣言するのだが、その直後から2人のお互いを想う気持ちに変化が生まれ始めて・・・。

スタッフ

監督: マーク・ローレンス
製作: サンドラ・ブロック、スコット・エリアス
E.P.: ブルース・バーマン、メアリー・マクラグレン
脚本: マーク・ローレンス
撮影: ラズロ・コヴァックス
音楽: ジョン・パウエル
・・・ほか

キャスト

サンドラ・ブロック (ルーシー)
ヒュー・グラント (ジョージ)
デイヴィッド・ヘイグ (ハワード)
アリシア・ウィット (ジューン)
ダナ・アイヴィー (ルーシーの母)
ロバート・クライン (ルーシーの父)
ジェイソン・アントゥーン (ノーマン)
・・・ほか

印象的なセリフ

受賞

アカデミー賞
ゴールデングローブ賞
英国アカデミー賞
放送映画批評家協会賞

レビュー

<ネタバレあり>
とにかくサンドラ・ブロックがかわいい!女性に共感されるキュートな女性を演じさせたら、やっぱり彼女がピカイチ。優柔不断で、1人じゃ身に着けるネクタイも決められないダメ男を演じるヒュー・グラントもハマってる!
ストーリーや設定は平凡だけど、この2人が演じることで魅力的な作品に仕上がっているのは、さすがラブコメ・キング&クイーンの共演作。仕事上の関係からお互いを意識し始める微妙な変化も2人の表情から伝わってきて、こんな恋っていいなぁと素直に思わせてくれる。
サンドラ・ブロックが演じるルーシーは仕事も恋も自分の理想をゆずりたくないという、まさに現代の女性像。一方、ヒュー・グラントが演じるジョージは、御曹司としてお金も権力もあるが高飛車にはならず相手に合わせた付き合いができる、優柔不断だけど柔軟性のある男。女性が自分を変えることなく、ありのままに付き合える男性に出会う・・・。現代女性にとっては理想の恋愛なのかも。
個人的には、結婚した女友達がルーシーに言った「私は1人ではどこにも行けなかった。で、結婚したら1人になれないの」という言葉がなんとなく印象的だった。現実感がこもっている気がして。

ちなみに…、この作品で初監督を務めたマーク・ローレンスは、「デンジャラス・ビューティ」では脚本を担当してた人。ルーシーとジョージが劇中で観戦しに行くメッツの試合ではバッターボックスに立つ新庄選手が映っているし、ストーリー後半のチャリティー・パーティーでは人気歌手のノラ・ジョーンズ本人がカメオ出演し、ピアノの弾き語りを披露している。

関連リンク

DVD

サウンドトラック

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