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すべては愛のために  BEYOND BORDERS

一度だけ抱かれた男に命を捧げる。たとえ道に背いた愛だとしても。
2003年 アメリカ 127分
製作:Mandalay Pictures、ほか  配給:日本ヘラルド

あらすじ

ギリス・ロンドン。イギリス人の夫と何不自由のない暮らしを送っていたサラ(アンジェリーナ・ジョリー)は、あるパーティーで運命の出会いをする。その男ニック(クライヴ・オーウェン)は、突然パーティ会場に痩せ細った少年を連れて現れた。ニックは裕福な人々の表面だけの偽善を非難し、難民支援が打ち切られたことに抗議する。
その言葉に衝撃を受けたサラは、難民たちの助けになるために私財を売って救援物資を調達し、エチオピアへ向かう。しかし、そこにはサラの想像を絶する過酷な現実があった。あらゆる病気が蔓延する環境で、飢えと戦う人々。明日の命も知れない子供たち。
サラは、難民たちのためなら危険もかえりみないニックや仲間たちと交流しながら共に活動し、やがてニックと惹かれ合うようになるが...。

スタッフ

監督: マーティン・キャンベル
製作: ダン・ハルステッド、ロイド・フィリップス
脚本: カスピアン・トレッドウェル・オーウェン、サイラス・ナウレステ、ジェレミー・ブロック
撮影: フィル・メヒュー
編集: ニコラス・ボーマン
音楽: ジェームズ・ホーナー
...ほか

キャスト

アンジェリーナ・ジョリー
クライヴ・オーウェン
テリー・ポロ
ライナス・ローチ
ノア・エメリッヒ
...ほか

印象的なセリフ

レビュー

<ネタバレあり>
社会派ドラマかと思いきや、裕福な人妻と難民キャンプで尽力する青年医師の10年に渡る愛を描いたラブストーリーだった。
でも、作中で難民たちの実情を訴えるエピソードにはリアリティがあって、胸を打たれた。邦題とキャッチコピーが的外れ。
いまいち上品な役が似合わないアンジーはミスキャストな印象だけど、この作品をきっかけに難民救済の活動を熱心にするようになったという彼女の実生活での経緯が、不思議な説得力を与えている。
クライヴ・オーウェンはかっこいいの一言。

関連リンク

DVD

サウンドトラック

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