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ドライビング Miss デイジー  Driving Miss Daisy

ブルーのセダンにふたつの人生を乗せて
"夢"のように飛び去った25年・・・
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アメリカ 1989年 99分
配給:東宝東和

あらすじ

ユダヤ人の老婦人と黒人の運転手の心の交流を、25年という月日を通して描いた感動作。

1948年、教職から退いて老後生活を送る未亡人デイジーは、ある日車で出かけようとして運転を誤り、事故を起こしかける。その事態に、父親の跡を継いで会社を経営する息子ブーリーがデイジーのために運転手を雇うことにするが、気が若くて頑固なデイジーは運転手の世話にはならないの一点張り。だが、ベテラン運転手のホークはデイジーの冷たい態度にもめげず、ついにデイジーを車に乗せることに成功した。
そして2人は様々な出来事を通して、主人と運転手という立場の差、また黒人とユダヤ人という人種の差を越えた、かけがえのない友情を育んでいく・・・。

スタッフ

監督: ブルース・ベレスフォード
製作: リチャード・D・ザナック、リリー・フィニー・ザナック
製作総指揮: デヴィッド・ブラウン
脚本: アルフレッド・ウーリー
撮影: ピーター・ジェームズ
音楽: ハンス・ジマー
・・・ほか

キャスト

ジェシカ・タンディ(ミス・デイジー)
モーガン・フリーマン(ホーク)
ダン・エイクロイド(ブーリー)
パティ・ルポーン()
エスター・ローレ(アイデラ)
・・・ほか

印象的なセリフ

受賞

アカデミー賞
作品賞、主演女優賞(ジェシカ・ラング)、脚色賞、メークアップ賞
ゴールデングローブ賞
【コメディ/ミュージカル部門】
作品賞、主演男優賞(モーガン・フリーマン)、主演女優賞(ジェシカ・ラング)
英国アカデミー賞
主演女優賞(ジェシカ・ラング)
ベルリン国際映画祭
共演賞(ジェシカ・ラング、モーガン・フリーマン)

レビュー

<ネタバレあり>
ジェシカ・タンディとモーガン・フリーマンの熟成された演技が素晴らしい!
黒人と白人の友情物語だが、人種差別という視点からではなく、純粋に2人の人間の微笑ましい交流を描いた秀作だと感じる。
自分の性格を簡単には曲げられないほど老いても、2人が互いを理解し寄り添っていく姿には心が温まり、ラストシーンでは年月を越えた深い感動がじんわりと染みてくる。日本ではなじみがない感謝祭だけれど、欧米では家族と過ごす大事な日なのだと知っていれば、より感動も大きい。
個人的には、南部なまりを効かせて魅力あふれるホークを演じたモーガン・フリーマンに、この役でアカデミー賞をあげてほしかった。

関連リンク

DVD

サウンドトラック

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