エリン・ブロコビッチ ERIN BROCKOVICH
全米史上最高額の和解金を手にした女。
最近、いつ燃えた?
最近、いつ燃えた?
(C)2000 Universal Pictures
アメリカ 2000年 131分
製作:Jersey Films 配給: ソニー・ピクチャーズ
製作:Jersey Films 配給: ソニー・ピクチャーズ
1993年に全米史上最高額の和解金3億3300万ドル(約350億円)を勝ち取り話題を呼んだ実際の裁判を、その中心となって活躍した女性に焦点を当てて描いたドラマ。
エリン・ブロコビッチ本人が、ウェイトレス役でカメオ出演している。
カリフォルニア州モハベ砂漠の小さな町に暮らすエリン・ブロコビッチは、バツ2で、3人の子供を抱えるシングルマザー。かつてミス・ウィチタに輝いた美貌とスタイルはまだまだ健在!だけど手に職がなく、就職のために採用面接を片っ端から受ける毎日。
ある日、いつものように手応えのない面接を終えて車で帰る途中、追突事故に遭って負傷したエリンは、弁護士のエド・マスリーに依頼して訴えを起こす。が、口が災いして裁判は失敗。あてにしていた和解金を取り損ねて、預金残高はわずか16ドルというピンチに。さらに、子供たちの面倒を見てくれていたお隣さんが引っ越すことになり、とことんツキに見放されてしまう。
追い詰められたエリンは、エドの弁護士事務所に押しかけて強引に事務員の仕事についた。服装も派手で、気が強いエリンは、おカタい弁護士事務所にはなじめなかったが、ふいに目にした不動産売却の書類に疑問を抱き独自に調査を始める...。
監督: スティーヴン・ソダーバーグ
製作: ダニー・デヴィート、マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェール
E.P.: ジョン・ハーディ、カーラ・サントス・シャンバーグ
脚本: スザンナ・グラント
撮影: エド・ラッハマン
音楽: トーマス・ニューマン
美術: フィリップ・メッシーナ
・・・ほか
製作: ダニー・デヴィート、マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェール
E.P.: ジョン・ハーディ、カーラ・サントス・シャンバーグ
脚本: スザンナ・グラント
撮影: エド・ラッハマン
音楽: トーマス・ニューマン
美術: フィリップ・メッシーナ
・・・ほか
ジュリア・ロバーツ (エリン・ブロコビッチ)
アルバート・フィニー (エド・マスリー)
アーロン・エッカート (ジョージ)
マーグ・ヘルゲンバーガー (ドナ・ジェンセン)
・・・ほか
アルバート・フィニー (エド・マスリー)
アーロン・エッカート (ジョージ)
マーグ・ヘルゲンバーガー (ドナ・ジェンセン)
・・・ほか
- アカデミー賞
- 主演女優賞(ジュリア・ロバーツ)
- ゴールデングローブ賞
- 主演女優賞(ドラマ部門/ジュリア・ロバーツ)
- 英国アカデミー賞
- 主演女優賞(ジュリア・ロバーツ)
- NY批評家協会賞
- 監督賞(スティーヴン・ソダーバーグ)
- LA批評家協会賞
- 監督賞(スティーヴン・ソダーバーグ)
主演女優賞(ジュリア・ロバーツ)
- MTVムービーアワード
- 主演女優賞(ジュリア・ロバーツ)
<ネタバレあり>
気分がスカッとする、痛快な映画。モヤモヤしているときに観ると、気持ちが晴れるし元気になれる、ビタミン剤のような一本だ。
そんなふうに元気をくれるのは、なんといっても、気持ちいいぐらい暴言を吐きまくる、ジュリア・ロバーツ!母としても、女としても、人間としてもパワフルなエリン・ブロコビッチになりきり、思いっきり怒って、笑って、泣いて。他の作品のジュリア・ロバーツとは全然違う迫力がある。
弁護士でもないし、法律や裁判に関してもシロウトのエリン・ブロコビッチが、住民のために走り回って正義(という名の和解金)を勝ち取るストーリーは、まさにアメリカン・ヒーロー的。たぶん実際はもっといろんな苦労があっただろうし、本当のエリンがあそこまで大胆不敵で極端な性格なのかは疑問だけど、映画作品としてはかなり楽しめる。
特に、エリンがドナに和解が成立したことを伝えるラストは、とても好き。汚染の深刻さと重大さが、改めてじわーっと染み込んでくる。マーグ・ヘルゲンバーガーもいい。
ダニー・デヴィートは、俳優としても、監督としても、製作者としても、おもしろい映画を生み出してくれる、ステキな映画人だなぁ。
気分がスカッとする、痛快な映画。モヤモヤしているときに観ると、気持ちが晴れるし元気になれる、ビタミン剤のような一本だ。
そんなふうに元気をくれるのは、なんといっても、気持ちいいぐらい暴言を吐きまくる、ジュリア・ロバーツ!母としても、女としても、人間としてもパワフルなエリン・ブロコビッチになりきり、思いっきり怒って、笑って、泣いて。他の作品のジュリア・ロバーツとは全然違う迫力がある。
弁護士でもないし、法律や裁判に関してもシロウトのエリン・ブロコビッチが、住民のために走り回って正義(という名の和解金)を勝ち取るストーリーは、まさにアメリカン・ヒーロー的。たぶん実際はもっといろんな苦労があっただろうし、本当のエリンがあそこまで大胆不敵で極端な性格なのかは疑問だけど、映画作品としてはかなり楽しめる。
特に、エリンがドナに和解が成立したことを伝えるラストは、とても好き。汚染の深刻さと重大さが、改めてじわーっと染み込んでくる。マーグ・ヘルゲンバーガーもいい。
ダニー・デヴィートは、俳優としても、監督としても、製作者としても、おもしろい映画を生み出してくれる、ステキな映画人だなぁ。
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