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サンキュー、ボーイズ  RIDING IN CARS WITH BOYS

よいことも、悪いことも、みんな私の幸せの素。
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アメリカ 2001年 131分
製作:Gracie Films、Parkway Productions  配給:Sony Pictures

あらすじ

ビバリー・ドノフリオの自伝小説を基にしたドラマ作品。
15才で妊娠・結婚・出産を経験した女性が、波乱に満ち溢れた人生の中で夢を追い続けた20年を描く。
監督は『レナードの朝』のペニー・マーシャル。ドリュー・バリモアが15才から35才までという年齢幅がある役を熱演した。

1965年、アメリカ・コネティカット州。15才のビバリーは、NY大学に行って小説家になるという夢を持ち、恋愛にも興味がある年頃の女の子。あるパーティーで失恋したビバリーは、そこで出会ったレイと付き合い始め、やがて妊娠が発覚。中絶を計画するビバリーだったが、厳格な父親が自分に失望した姿を見て結婚を決意する。
しかし、夢を捨てて得たものは、ぐだぐだな結婚式に、だらしない夫、女の子が欲しかったのに生まれてきたのは男の子、同時期に妊娠・出産した親友のフェイだけが唯一の味方・・・というミジメな現実。それでも小説家の夢だけはあきらめたくないビバリーは、大学へ行くために勉強を始めるが・・・。

スタッフ

監督: ペニー・マーシャル
製作: ジェームズ・L・ブルックス、ローレンス・マーク、サラ・コールトン、リチャード・サカイ、ジュリー・アンセル
E.P.: モーガン・アプトン・ウォード、ブリジット・ジョンソン
原作: ビバリー・ドノフリオ
脚本: モーガン・アプトン・ウォード
撮影: ミロスラフ・オンドリツェク
音楽: ハンス・ジマー、ハイター・ペレイラ
・・・ほか

キャスト

ドリュー・バリモア (ビバリー)
スティーブ・ザーン (レイ)
ジェームズ・ウッズ (Mr.ドノフリオ)
ロレイン・ブラッコ (Mrs.ドノフリオ)
ブリタニー・マーフィ (フェイ)
アダム・ガルシア (ジェイソン)
サラ・ギルバート (ティナ)
デズモンド・ハリントン (ボビー)
ミカ・ブーレム (子供時代のビバリー)
・・・ほか

印象的なセリフ

レビュー

<ネタバレあり>
ドリュー・バリモアの15才はちょっと無理があったけど、自立し始めた息子に干渉せずにはいられない35才の母親を演じているときは、雰囲気が出てて良かった。この役を演じた当時、ドリューは26歳。息子役のアダム・ガルシアはドリューの2歳上なのに、うるさい母としっかり者の息子にちゃんと見えるし。
親友役のブリタニー・マーフィも、『17歳のカルテ』より随分ほっそりして、魅力たっぷりのフェイを力いっぱい好演。
厳格だけど愛のある父親は、ジェームズ・ウッズにうってつけの役どころだと思う。最後の、ビバリーを乗せて家に帰る車の中のシーンはすごく好きだなぁ。
ビバリーは自分勝手だけど、夢と幸せに向かって突き進む姿は見ていて気持ちがいいし、「1人の母親」から「父の娘」に戻るラストシーンは、ほろっときた。
子供時代のビバリーを演じたミカ・ブーレムもいい。

関連リンク

原作

サンキュー、ボーイズ (BOOK PLUS)サンキュー、ボーイズ (BOOK PLUS)
Beverly Donofrio 鹿田 昌美

by G-Tools

DVD

サウンドトラック

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